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MBA留学中のテネシー州ナッシュビルからお届けします。 Presented from Nashville, TN!
by vandytaku
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Discover Weekend
Discover Weekendというのは、Owenを受験しようとしているアプリカントの方に、Owenの魅力を紹介しよう、というイベントです。金曜日の夜から土曜日の夜まで、ロビーでのパーティや看板教授による特別講義、ディナーイベントなどが行われます。
私も在校生の一人として、土曜の夜のイベントに参加してきました。最後の夜ということで、会場はダウンタウンの2nd StreetにあるBuffalo Billiards。私は初めてだったのですが、中はかなり広くて、結構雰囲気もいいプールバーでした。

ちなみにアプリカントの皆さんが到着される前に、顔見知りのアドミのスタッフと雑談をしていたのですが、現在、アメリカでのMBA出願者が好景気により減少しているのに対し、今年のOwenの日本人の出願者は対前年比150%なのだそうです。MBAブームはまだまだ日本では健在のようです。

今日の夜のイベントは、日本からは2名の方が参加してくださっていましたが、ちょうど話をしていると、横でビリヤードをしていたまったくOwenとは関係ないアメリカ人のグループからかなり強く誘われて、アメリカ初ビリヤードをすることに。
一緒にペアを組んだのは、多分常連と思われる中年のおじさんだったのですが、この人、ハンパじゃなくウマいんですよ。信じられない。「次はあの球をここにいれるから」とかいって、全くその通りに撞いてます。色々と指導をしてもらったのですが、結局私はどの球もポケットに入れることはできませんでした。でも結構面白いですね。今度またやってみようかな。

話を戻すと、他にも色々な各国のアプリカントの方とお話しましたが、本当にみんないい方ですね。今回、わざわざナッシュビルまできて下さったアプリカントの皆さんが無事合格されることをお祈りしています。
# by vandytaku | 2005-02-19 14:08 | 学校イベント
Surprise Party
何度となくこの日記にも登場している、ジャマイカ人のSは今週の木曜が誕生日。ジャマイカから彼女も来るということで、クラスメート主催で誕生日パーティが開かれることになりました。ただし、Surprise Party。文字通り、本人には知らせず、会場に行ってはじめて自分のパーティだってことが分かるという奴です。

こういうパーティでよく使われているのが、evite.comというサイトです。このサイトは、パーティの招待状を出すことが出来る、無料のサービス。招待状のデザインなども選ぶことができて、出欠管理も出来てしまうという、優れモノです。Owenの学生主催のパーティでも、大活躍してます。ただし、今回はなぜかここのウリの出欠管理の機能がうまく働かなくって、結局メールでのやりとりになってしまいました。

今回の会場は、クラスメートKの家。アメリカの家やアパートは、入るとすぐに広いリビングが広がっている作りになっているパターンが多く、まさにパーティ仕様と言う感じです。丁度この日はOwen受験者向けのイベントのDiscover Weekendと重なっていたので、少しだけDiscover Weekendに参加してからKの家に向かいました。

普通、ホームパーティではホストも食べ物や飲み物を用意してくれますが、自分達もいろいろと食べ物や飲み物などを持ち寄るのがマナーのようです。
ただ、今回は誕生日パーティということで、アイロンプリントでTシャツを作ることにしました。日本語の彼の名前が入ったデザインをパワーポイントで作って、印刷してアイロンで転写。いろいろと失敗しながらも、なんとか面白いものができました。

で、サプライズパーティなのですが、本人を連れてくる役から、会場に「今近くまで来たよ」という連絡が入ると、家の電気を消します。で、入り口から見えないところに隠れて、じっと待ちます。彼らが入ってきたら、電気をつけて、みんなで「Surprise!」と叫ぶのがセオリーになっています。

今回のパーティのメンバーは、やはり彼がジャマイカ人ということもあって、カリブ海周辺の国の人や南米の人、アフリカの人など、かなりバラエティに富んでいます。今回は2年生の人も多数来ていたので、いろいろな人と話ができて面白かったですね。

「Surprise!」をしようとしても、みんなラテンで話好きなので、がやがや話してます。何度と無くホストから「しーーっ!」といわれてやっと静かに。そんなところにSも無事登場して、パーティは大盛りあがり。ちなみにTシャツもとても喜んでくれて、作った甲斐がありました。

今回、キャンパスであってちょっと挨拶する程度だったアメリカ人のBと仲良くなって、彼と色々と話していて面白かったのは、アメリカのパーティはキッチンも会場の一部なんだ、ということ。日本だったら、台所に入るのはマナー違反だと思うのですが、こちらの人は全くOK。みんなキッチンで一緒に話をしたりとか、勝手に冷蔵庫を開けて食べ物を取り出して食べたりとか普通にしているのが面白いです。

先日の日記で、Sの彼女が来るときにブルーマウンテンを持って来てくれる約束をした話をしましたが、言葉どおり、持ってきてくれました。
Surprise Party_b0043019_1821513.jpg

すごいなぁ、純粋な100%ブルーマウンテンでっせ。アメリカのコーヒーは(スターバックスも含めて)基本的に超まずいので、多分とんでもなく美味しく感じるんだろうなぁ。大事に大事に楽しむことにします。
ほかにも、ジャマイカの写真集を持ってきてくれたりしました。

でも、こういうものを持ってきたってことは、誕生日パーティだってことばれててぜんぜんSurpriseになってなかった、ってことですよね。
# by vandytaku | 2005-02-18 18:18 | つれづれ
Café con Leche
McTyeire Hallのディナーの後は、そのままISSS(インターナショナルの学生のいろいろと世話をしてくれる大学内の組織)からタダでチケットを入手した「Café con Leche」という VAHS(Vanderbilt Association of Hispanic Students)主催のイベントに参加してきました。

「Café con Leche」というのは、スペイン語でカフェオレのことです。ヒスパニックの学生が、自分の文化をパフォーマンスで紹介する、というイベントで、例えばダンスや音楽、詩の朗読などの実演が行われます。3ヶ月間、このために準備してきたということで、彼らにとっては、晴れ舞台なわけです。バンダービルトにはブレア音楽院という音楽学校があるのですが、そのすぐ横に、Ingram Hallというコンサートホールが併設されていて、たまにここでイベントが行われています。このイベントの会場もIngram Hall。私はまだこのIngram Hallには行ったことがなかったのと、Owen以外の大学のイベントというのに参加してみたかったというのもあって、一人で行ってみました。
Café con Leche_b0043019_17171687.jpg
Ingram Hallは2001年に出来たばかりのホールで、非常に設備がいいです。620人収容という規模は小さいホールですが、非常に音響や中の設備も良くて、大学が持っているコンサートホールとは思えないほどの施設です。こんなところを自由に利用できるなんて、ここの学生は恵まれてるなぁと思います。

で、見に行った感想は、、、、、

「みんな、若いなぁ」

なんか私みたいなおじさんは年齢の差を感じてしまいましたよ。

パフォーマンスはほぼUndergraduateの学生中心で行われていて、観客もみんな若いです。パフォーマンスをしている学生もみんな知り合い同士なんでしょう。ステージに向かって口笛を吹いたりとか、野次を飛ばしたりして、非常に盛り上がっていました。ちょっとした学芸会ってとこですね。
でも、パフォーマンス自体の質は、さすが入場料を取るだけあって非常に高く、司会の学生2人も時折ジョークやパフォーマンスを交えての上手な司会でした。ダンスなんかも、みんなこういうのに慣れてるんだろうなあ、堂に入ってます。コロンビアの民族舞踊からSalsa, Hip-Hopまでこなしてました。
非常に楽しく充実した夜を過ごすことができました。
# by vandytaku | 2005-02-17 23:05 | 学校イベント
McTyeire Hall
今週はいろいろとイベントが盛りだくさんです。
今日は先日の日記で少し出てきました、VIPPSの会で出会った、日本語を学習しているUndergraduateの学生と、彼らの住んでいる大学内のMcTyeire Hallという寮で食事を一緒にしながら日本語を話す、というボランティアをしてきました。

実はこのMcTyeire Hallに関して、少し勘違いをしていたのですが、ここは外国語の取得と外国の文化への深い理解を目指している寮施設で、Vanderbiltの学生の希望者が入ることができます。たとえば、日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語など、自分の学びたい言語のコミュニティを選ぶことができて、そのコミュニティごとにその言語での共同生活を行います。各コミュニティには一人ずつ大学院生のその言語をネイティブとして話すアドバイザーがつき、このアドバイザーも寝食を共にしますし、その言語ごとのリビングルームなどもあります。なんかハリーポッターの世界みたいですよね。

McTyeire Hall_b0043019_16501513.gifMcTyeire Hall_b0043019_16502842.gif
毎週木曜日は、International Dinnerということで、各国料理がサーブされます。で、この木曜日に、ゲストを招待して、より各国に対する理解を深めるという仕組みになっています。私はこのゲストとして、International Dinnerに参加しました。

私がMctyeire Hallに入ると、丁度すぐ横の食堂で行列が出来ていて、その中には火曜日に会った学生さんたちの集団が。手招きしてくれて、早速彼らといろいろと話しをしました。
各国ごとにテーブルがわかれていて、みんな名札をして、席についています。私もなぜか「社長」と書かれた名札を渡されて、胸に着けます。ゲストはみんな「社長」なんだそうです。
今日のメニューはドイツ料理ということで、ソーセージやりんごのパイなど、学生さんと一緒に自分で料理をビュッフェ形式で皿にとります。

で、みんなとテーブルで食事。簡単に自己紹介をして、逆に彼らに専攻や今学んでいることなどを聞いたり、いろいろな会話をします。日本語を外国人に教えるというのはもちろん初めて。分かりやすい日本語を話そうと、自然とゆっくり話したり、抑揚をつけながら話したり、はっきり発音するようにしたりしてしまって、気がつくと自分でもなんか変な感じのしゃべり方になってしまいます。
そういえば、アドバイザーのNさんも普段私達がしゃべるような日本語ではなく、すごくはっきりとした日本語をしゃべっています。アメリカ人も私達と話す時ってこんな感じなんでしょうか。面白いですね。
学生さんも、最初はもじもじしていたりしていましたが、だんだんと私とも打ち解けてきて、いろいろとしゃべってくれるようになりました。聞いてみると、彼ら自身、インターナショナルの学生というのも多く、たとえばハワイやネパールやインドなど、いろいろなところから勉強をしに来ています。驚いたのは、みんな非常に素直で礼儀正しいいい子なんですよね。自分が大学生の時ってこんなだったっけ?

今回は日本の景色などのDVDを持参してきたので食事後に見せたりしました。時間がなかったのですべて見せてあげることができませんでしたが、またぜひお邪魔していろいろと日本のよいところを教えてあげようと思います。

こういう教育ってすばらしいと思います。日本の大学でもこういうことやればいいのになぁ。
# by vandytaku | 2005-02-17 16:25 | 学校イベント
Strategy プレゼン
Strategic ManagementのDHLのケースも終盤で、実際にDHLの戦略担当を招いてのプレゼンが行われました。といっても、実際には、あらかじめ提出しておいたPowerPointのスライドをDHLがチェックし、各授業あたり4グループのプレゼンがピックアップされて、それをたたき台に議論が行われます。
ここでこの4グループに選ばれてしまうと、かなり大変で、自分達の考えていることを簡単に説明しつつ、厳しい突っ込み(DHL、教授、そして60人の生徒からの)に答えなければいけません。

ちなみに私達のチームのグループワークは最後のほうはかなり迷走状態。
メリルから就職の内定をもらってやっと時間的に余裕が出てきたSが俄然やる気になってしまって、ほぼ二日に一度ミーティングをしていたのですが、その割りになかなか全員の意思統一が出来ずに、困っていました。前にも少し書いたのですが、アメリカ人はあまり幅広い業務経験というものがないままビジネススクールに来ている場合が多いんですよね。「実際こんなことできるわけねーよ!!」ということを感覚的に言うもんだから(さらに口は達者だし)、丁度今回同じグループになったYさんと私もほとほと困っていました。

今回のDHLに対する提案に関しても、結局実務をやっていた人にとっては「?」という回答になってしまいました。とはいうものの、もう時間もないし、不本意ではあるけど、がんばって数値的な裏づけだけをして、あとは、ビジュアル勝負をすることに。がんばってこの稚拙な提案をとりあえずグラフィカルにPowerpointを装飾しまくってすごそうに見せることに注力することにしました。

Strategy プレゼン_b0043019_7321589.jpgStrategy プレゼン_b0043019_7322699.jpg
ちなみにアメリカ人(少なくともOwenでは)は元マーケティング職といった仕事をしていた人を除いて、基本的にPowerpointの知識はあまりありません。理由は上記で書いたとおりです。あまりこういうものを仕事で使っていなかった人が多いんですよね。
Owenではオリエンテーションが終わったあとに一応、補習として、Microsoft Office講座を設けているのですが、それでもみんな初心者です。
逆にいつも議論でいまいち戦えない日本人にとっては、ここが最大のアピールできるところになりますので、絶対に押さえておくべきですね。

というわけで、なんとかプレゼンを作って提出しておきました。ま、多分当日選ばれることはないだろうな、と思っていたので、気軽に授業に参加。

案の定、最初に選ばれたグループは、がんがん教授やDHLに攻められます。この数字はどういう意味?これは実現可能?将来的なビジョンはどうなってるの?ここをターゲットに選んだのは数値的な裏づけはあるのか?このグラフは感覚的だなぁ。わかりにくいよ。etc。予想はしていたけど、クラス中が凍りまくってます。

で、やっと30分ほどしてそのグループが開放された後、教授が口にしたのは、「Team20!」

「げーーーーーっ!!」

食らっちまいました、とうとう。前の授業で一度プレゼンしといたから今回は当たらないと思ってたのに、、、。それも自分自身、穴だらけって分かっているスライドで。

同じグループの口達者のアメリカ人が最初のExecutive Summaryを説明し始めたとたん、案の定、さえぎるように質問が飛んできます。
一応、スライドの分析を見せながら、順番に質問をかわしていきます。

もともとYさんと私は、国際ロジスティクスのソルーションビジネスを提案しようと思っていたので、その時に調べておいた知識をフル活用して答えます。Yさんもさすが、スライドの稚拙な論理を、ご自身の論理にすり替えながら肉を加えていきます。

そんな中、DHLの戦略担当が

「Taku,このスライドをつくったのは君?君達が提案するアイデアでDHLがFedexとUPSと差別化できるのは何?彼らだって真似ることが出来るんじゃないか?」

「うおーーーーっ!!」

怖ええよ怖ええっ!! 名指しだよ、名指し。Takuとか言ってるし。

今までのプレゼン経験上、質問者というのは、数字を使った説得、実際の経験に基づく説得、というのに弱いものです。とりあえずDHLと他会社のこのエリアに関する経験年数の違いや、実際に私がDHLを使った時のサービスの違い、税関処理の違いなどを適当に述べながら、答えていきました。

「Ok, great. I like your group's idea. it is close to ours」

という言葉を最後にもらった時には力が抜けました。
最後の最後まで、気の抜けない科目でした。。。。
# by vandytaku | 2005-02-16 01:13 | 勉強