さて、一ヶ月以上にもわたるヨーロッパでの滞在もそろそろ終盤、ということで、今日はロンドンから
Ryanairという今話題の超格安航空会社で、ロンドン北部のStansted空港(マイナーすぎてガイドブックにも載ってません)からFrankfurt-Hahn空港(これまた超マイナー、フランクフルトという名前がついてますが、実際にはマインツよりさらに西にあって、フランクフルト市内へはバスで一時間半)へ。
Hahnの空港からシャトルバスを利用して今日はハイデルベルクに滞在しています。
実は空港から近いフランクフルトに宿をと思ったんですが、丁度メッセの開催時期と重なってしまい、通常と比べてホテルの価格が3倍以上にも跳ね上がってしまっていたため、空港までのアクセスが比較的に良く、今まで行ったことがなかったハイデルベルクに滞在することに決めました。
ちなみに今回使った
Ryanair、なんと私はインターネット早期予約キャンペーンで運賃がたった0.01ポンド(=1ペニー)。WHUの近くの旅行代理店の人に安いからいいよ、と教えてもらったんですが、あまりにもの安さにさすがに少し怖くなりました。が、職業柄、勇気を出してあえて試してみることに。
で、実はワナがあって、この価格、クレジットカードで決済をすると、その手数料が15ポンド取られます。まあ、それでも安いんですが、さらなるワナは、荷物の重量制限が非常に厳しいこと。チェックインをする荷物は15kgまで、機内持ち込みの荷物は定型サイズの10kgまでとなっています。これで結構引っかかる人がいて、超過料金がなんと1kgあたり6.5ポンド。
私は超過料金を27ポンド支払いましたが、もともとの運賃0.01ポンドと比べると笑っちゃうくらい高いわけです。というわけで、結局総額は42.01ポンド、それなりの値段になるわけですね。
見ていると、80%以上の人が追加料金を支払っていたようです。なんかあまり納得が行かないけれども、面白いビジネスモデルですよね。
ちなみにオペレーション的には、ここはいわゆる路線あたり一つの飛行機を使って空港利用料の安いマイナー空港間でピストン輸送を行う、Pier to Pier方式を取っていて、ハブ空港を経由して輸送を行う、大手航空会社が採用しているHub and Spoke方式とは違います。まさにアメリカのサウスウエスト航空のヨーロッパ版というわけです。飛行機にはイタリアの国旗マークが。保管や登録の経費が安いからなのでしょうか。また乗務員はポーランド系の名前が書かれた名札をしていました。人件費が安いからなのでしょうね。まさにEU統合のメリットを活かしたビジネスだなあ、と実感。
ハーンから2時間、ネッカー川のほとりにあるハイデルベルクはドイツで最も古い大学町であり、歴史ある城下町でもあります。噂どおりの綺麗な町で、来て良かったです。